
予め必要なヨコ糸の長さを決めて準備をしておくと、効率よく織ることができます。
この記事では、必要なヨコ糸の長さを決めるのに、どのように測るのか、私が行っている方法を紹介します。
この方法は、事前にデザインのグリッドを作っている場合に有効です。
ここでは、以前の記事「サンプルを使って平織りとタペストリー織りをマスターする」で紹介したチューリップのサンプルを使って、以下の項目を説明していきます。
1. それぞれのヨコ糸のセルの数をグリッドから把握する
ヨコ糸の色別に、何個のセルがグリッドにあるか確認してみましょう。

このグリッドデザインは、Adobe Illustrator を使って作成しました。Adobe Illustrator には、オブジェクトの数を数える機能があります。そのような機能があるソフトウェアを使ってデザインしている場合は、色別に何個のグリッドセル(長方形オブジェクト)があるかを簡単に把握することができます。
Illustrator でのグリッドセルのカウント方法については、以下の記事を参考にしてください。
チューリップサンプルのグリッドでは、グリッドのセル(長方形)の数は、以下のような内訳になっています。
- 背景のグリーン:4,555
- 茎と葉っぱ:882
- 花びら(白):754
- 花びら(ピンク):272
- 花びら(ベージュ):674
2. 何段分のヨコ糸が必要か知る
セルの数をワープの本数で割って、何段分のヨコ糸が必要か計算します。
計算式:
| セルの数 ÷ ワープの本数 |
サンプルは、39本のワープでデザインされているので、39で割ると、以下のような分量であることがわかります。
- 背景のグリーン:118段分
- 茎と葉っぱ:23段分
- 花びら(白):20段分
- 花びら(ピンク):7段分
- 花びら(ベージュ):18段分
3. 必要な長さのヨコ糸を測る
各色のヨコ糸が何段分必要か把握できたので、それぞれのヨコ糸の長さを測っていきます。





手織り機にワープを張ったら、写真1~5のように、5段分のヨコ糸の長さをとります。
5段分の長さがわかったので、切らずに、それを二倍にして、10段分にします。
次は、10段分の長さをもとに、二倍にして20段分、三倍にして30段分というふうに必要な長さを測っていきます。
ビデオでは、30段分をとるやり方を紹介しています。
必要な分量をとったら、ボビンに巻いていきます。
チューリップのサンプルでは、背景のグリーンは118段分必要です。この場合は、ボビンに巻く分量も考慮すると、いくつかに分解して測ります。例えば、30段分を4回とる、40段分を3回とる、60段分を2回とる、など、やりやすい分量で進めてみてください。
この方法で、予め必要なヨコ糸を準備しておくと、織っている途中で中断されず、織ることだけを楽しむことができるので、お勧めです。ぜひ、試してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。