
私が、ウィービングのデザインを考えるときに、グリッド(表のようなもの)を使ってデザインをすると、織るときに迷いがないと思いました。グリッドのデザインがあると、ヨコ糸が通る場所をシミュレーションすることができます。
Adobe Illustrator(アドビイラストレーター)は、デジタルなイラストを描くときに使われるソフトウェアです。Mac または Windows コンピュータ上で利用できます。
私が、ウィービングのデザインをするツールに Illustrator を選んだ一番の理由は、このソフトウェアが WYSIWYG(What You See Is What You Get)に対応しているからです。WYSIWYG とは、最終的な仕上がりを画面上で確認しながら編集できるというものになります。
Illustrator では、ほぼ正確な縦横比でグリッドを作ることができ、画面でそれを確認しながら、実際の作品にかなり近いところまで再現できるというのがポイントです。
WYSIWYG 以外にも便利な機能がたくさんありますので、私がウィービングのパターンをデザインする時に使う機能をいろいろ紹介していきたいと思います。
この記事ではまず、Illustrator の基本情報と、基本操作について説明します。
1. Illustrator の基本情報
Adobe Illustrator は有料のソフトウェアになります。サブスクリプションというライセンス形態で提供されています。
7日間の無料お試し期間がありますので、サブスクライブする前に試すことができます。
サブスクライブには3種類のプランがあり、一年以上使う場合には、年間プランがお得です。年間プランには2種類あり、一括で支払う方法と毎月分割で支払う方法(月々払い)があります。どちらも一年間使う場合に選択するプランです。
一年使うかどうかわからない、まずは一か月だけ使ってみるという場合には、月々プランがあります。
プランを購入後、自動更新される設定になっていると思います。更新しない場合には、サブスクリプション期間終了前に手動でキャンセルする必要があります。
ご注意)この情報は、2025年11月現在の情報となります。最新の情報は、アドビ社のホームページでご確認いただくことをお勧めします。
2. Illustrator の基本操作
ここからは、Illustrator をすでにインストール済みの方で、一度も Illustrator を使ったことがない方に向けて、基本操作の説明をさせていただきます。
すでに使ったことがある場合には、この情報はスキップしていただいて問題ないです。
Illustrator を起動し新規ファイルを作成する手順から、アートボードの拡大・縮小・移動、さらに、グリッドデザインを作るときに使うパネルの出し方までを画面ショットととともに説明します。
2-1. 新規ドキュメントを作成
Illustrator を起動し、ファイルメニューから新規を選択します。

2-2. ドキュメントサイズを選択
すでに用意されているレターサイズか A4 サイズを選択し、作成ボタンをクリックします。
基本的には、アメリカでは、レターサイズ、ヨーロッパや日本では A4 サイズとなると思います。
のちのち印刷する可能性もあるので、このどちらかのサイズで作っておくと便利です。
お持ちのプリンターがどちらのサイズに対応しているか確認の上、ドキュメントサイズを選択してください。
もしドキュメントサイズがわからない場合には、あとで変更できるので、どちらか一方を選んでおくだけでOKです。


新規ドキュメントを作成すると、白紙のドキュメントが開かれます。これをアートボードと呼びます。このアートボードの中にデザインを作成していきます。

2-3. ズームツールと手のひらツール
画面左側に縦に並んでいるツール群がツールバーと呼ばれるものになります。
アートボードの画面を拡大したり縮小したりするには、ツールバーにある虫眼鏡アイコンのズームツールを選択します。
または、キーボードの「Z」を押すと、ズームツールを選択することができます。

ズームツールを選択したままアートボード上で、右下にドラッグすると画面が拡大し、左上にドラッグすると画面が縮小します。


アートボードを移動したい場合には、ズームツールのアイコンを右クリックして、手のひらツールを選択します。
または、キーボードの「H」を押すと、手のひらツールを選択することができます。

手のひらツールを選択したら、アートボードの上にマウスポインタをもってきて、クリックしたままマウスをドラッグすると、アートボードを画面上で移動させることができます。


2-4. パネルを表示
次に、ウィンドウメニューから以下のパネル名を選択して表示します。
- レイヤー
- プロパティ
- スウォッチ
- 文字

以上の一連のステップを YouTube 動画で見ていただくことができます。参考になれば幸いです。
これでグリッドテンプレートを作成する準備ができました。
次の記事を参照して、グリッドテンプレートを作成していきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。